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サンティアゴ巡礼の旅が終わりました。今回の旅を少し振り返ります。
全行程51日間のうち巡礼は途中3日の休養日を入れた41日間でした。サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの距離787.3qに海岸のフィニステレ、ムシアまでの距離114.6qを加えて901.9qの歩き旅でした。
一言でいうと、旅の前半はスペインの大自然・歩く道の素晴しさを味わい、後半はキリスト教を中心としたスペインの文化を味わう旅でした。
1.
巡礼者
昨年は年間30万人を突破し近年人気が高まっていますが、今年も出足好調で4月でも予想以上の人が歩いていました。特に目につくのが、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、ブラジル、韓国。41日間で会った日本人は11人、これでも例年に比べると多いようです。
2. 宿
アルベルゲという巡礼宿をメインに時々ホテルを利用。大体アルベルゲ3日泊まったらホテル一泊のペース。アルベルゲは一泊5〜15ユーロ(1ユーロ≒135円)で、大部屋に2段ベッドが並んでいて、男女混床でシュラフで寝る、トイレ・シャワーも男女共同利用。慣れるまでちょっと大変です。ホテルも安く一泊25〜45ユーロくらい。
3.気候
予想以上に寒く、歩くには良いコンディションですが、スペインの暑さは経験できませんでした。朝は10℃以下、最も寒い日は0℃、日中も15℃前後で最も暑い日でも20℃くらい 長袖で過ごしました。天候にも恵まれ、サンティアゴに着く36日目までは1時間くらいのパラパラ雨を2,3回経験しただけ。でも、最後の3日間は強い雨に降られ厳しい歩きを経験しました。
4. 食事・水
食事は全く問題なく、何でも美味しく食べられました。食事のストレスが無かったことが順調に巡礼を続けられた要因でしょう。また、村に行くと必ず教会と水飲み場があり、この水も問題なく飲めます。
5. トラブル
巡礼12日目にVillafrancaの手前で転倒しカメラを壊しました。9世紀の古跡があったので近くで見ようと小道に入った所で草に覆われた道を踏み外し転倒。右手にストック、左手にオープン状態のカメラ、背中に13sの荷物。幸い左膝を打っただけで歩行には問題なかったので良かったです。カメラが身代わりになってくれたのでしょう。
巡礼19日目には菅笠の一部が壊れました。連日の強風で台座の一か所が切れてしまい応急措置をして何とかもたせ、Leonで紐を買って本格修理しました。
6. 菅笠
今回も国内での旅と同様に菅笠を被って歩きました。周囲の人達からも好評で一緒に写真を撮ったり、撮られたりと国際交流のツールとして活用出来ました。
話をした人達にはサインをしてもらいましたが、21か国75人の人達のサインが集まりました。
また、サンティアゴに到着した日、大聖堂の前で共に旅した仲間たち(ザック、靴、ストック、菅笠)の写真を撮っていると、その後姿を誰かに撮られ、地元の有名なカミーノ公式サイトに「感涙にむせび泣く巡礼者」として掲載されました。これもいい思い出です。
7. 旅を終えて
25年ぶりの海外渡航という事で不安もありましたが、行ってしまえば「郷に従え」で何とかなるものです。言葉も「いい加減英語」と「幼稚スペイン語」、「翻訳アプリ」で何とか凌ぎました。ただ、キリスト教については理解不足でミサに参加しても良く分からず残念な思いをしました。
歩くことに関して今回は頗る順調で、足の肉刺は1回出来ただけで1日で回復、長距離の下りで膝の痛みを覚えたのが2,3回。筋肉痛は気になりませんでした。
巡礼をして何が変わったか? これといって大きく変わったことはありません。ただ、この旅は家族や友人のお陰で出来きたものという感謝の気持ちはいつも以上に感じています。そして、帰る所があるから旅、帰る所がある喜びを感じています。
今回の巡礼の旅を纏めると、
日程 2018.04.26〜2018.06.05 (41日間)
距離 901.9q
歩数 144万歩
以上
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