58日目 2016.04.13(水) 山中〜大聖寺 18.5q

宿8:00〜医王寺10:10〜菅生石部神社13:30〜大聖寺15:00

今回の旅の最終日、朝から山中温泉を散策し芭蕉ゆかりの場所を歩きます。芭蕉は山中温泉の泉屋に八泊九日もの長逗留をして温泉を堪能した一方、腹を病んだ曾良が伊勢長島の縁故を頼ってひと足先に旅立ちたいと申し出で別れた地でもあります。
曾良日記では山中温泉での様子はぶっきらぼうに、薬師堂(医王寺)、道明が淵、黒谷橋など地名を並べているだけ。あまりに体調が悪かったのか芭蕉との間に何かがあったのか。同行していた立花北枝が芭蕉の教えを「山中問答」としてまとめた充実ぶりとは対照的です。

高台にあるホテルから温泉街に下って松浦酒造を経て菊の湯へ行きます。芭蕉もいたく気に入り「山中や菊はたおらじ湯の匂い」と詠んでいます。芭蕉の館は休館日、入り口前には芭蕉と曾良の別れの場面があります。曾良は別れに際して「行き行きて倒れ伏すとも萩の原」と詠み、芭蕉は「行く者の悲しみ、残る者の憾み、隻鳬(せきふ)の別れて雲に迷ふがごとし」と嘆き「今日よりや書付消さん笠の露」と句にしています。

趣のあるこおろぎ橋を渡り鶴仙渓遊歩道を歩きます。暫くすると数年前から始まったという鶴仙渓川床が開店準備をしていました。山中温泉最古の「山中や」の句碑を見て道明が淵から芭蕉堂へと歩きますが、今日も外国人が多く目につきます。黒谷橋を渡って高台にある医王寺へ。小さな芭蕉像と句碑がありました。
ここからは一路大聖寺を目指します。曾良も行った菅生石部神社を参拝した後、芭蕉・曾良が泊まった全昌寺へ。芭蕉・曽良の句碑や芭蕉庵、杉風作の芭蕉木像を見学しました。

これで今回の旅は終了、大聖寺駅から北陸新幹線経由で帰路につきました。
今回の旅のまとめ。 
    期間  201642日から13日(12日間)
    行程 柏崎〜富山〜金沢〜小松〜大聖寺
    距離 390m(徒歩345q、交通機関45q)
    歩数 544千歩

76 松浦酒造(獅子の里)
安政元年(1772)創業
菊の湯 芭蕉と曾良の別れ
芭蕉の館 こおろぎ橋 鶴仙渓川床 「山中や」句碑
道明が淵 芭蕉堂 黒谷橋 医王寺
句碑 菅生石部神社 全昌寺 芭蕉庵
芭蕉・曾良句碑 芭蕉木像