第6日目  2011.06.04(土)
  紀伊御坊〜芳養    33.0km
前日は15時に東京駅を発って20時過ぎに紀伊御坊駅に到着、駅前旅館に宿泊しました。御坊から紀伊御坊まで紀州鉄道に乗りましたが、この鉄道は総距離2.7km、駅数4駅(御坊→学問→紀伊御坊→西御坊)のミニ鉄道。ワンマン一両編成でのんびり走っています。会社の実態はホテル・リゾート事業が中心で、会員制リゾート倶楽部は昔から馴染みがあります。因みに日本一のミニ私鉄は千葉の芝山鉄道で距離2.2km

7時半に宿を出発し、30分程すると岩内コミュニティセンターの脇に岩内王子がありました。更に進んだ畑の中の細い道で農家のお婆さんとちょっと立ち話、娘が埼玉県の志木に嫁いでいると。8時半に美人王子とも呼ばれている塩屋王子神社へ。これは美景の地に鎮座することから来ているらしいが定かではありません。境内には後鳥羽上皇の行在所跡の御所の芝もあります。少し行った光専寺に樹齢600年以上のビャクシンの木がありました。

920分に清姫草履塚に到着。農家のビニールハウスの横にあり、そこのおばさんは「最近歩く人が多くなったよ」と。でも、この日も人と会うことはありませんでした。次の上野王子は通り過ぎてしまって少し後戻りして発見。更に進んで駐車場の中に清姫の腰掛石がありました。この辺りから右手に海を見ながらの歩きになります。町も御坊市から印南町に移ります。市町村が変わると道路標識も変わってきますが、どうも印南の標識はドライバーを意識した表示になっていて歩く人にとっては判りずらい感じがします。11時に津井(叶)王子に着きましたが、蚊が多くて困りました。その後、小高い丘の上にある斑鳩王子を経て11時半に国道沿いの店で昼食、昼にしては豪華な食事となりました。

1215分に切目王子神社に到着。切目王子も熊野九十九王子の中で別格の五体王子の一つで御幸の度に歌会が催されています。JR切目駅を過ぎると登り道になり、榎木峠の手前に中山王子神社があります。又、ここは「足の宮さん」とも呼ばれ、足の病気に霊験あらたかだとか、早速お守りを頂きました。峠を越えて下り坂になると一面に梅林(南高梅)が広がります。JRの踏切を越えて1350分に岩代王子に到着。その先の岩代駅で休憩です。

旧古道はここから次の千里王子まで海岸沿いを歩いたようですが現在はありません。山側の道を進んでからJRのガードをくぐると千里の浜に出ます。ここから200mくらい砂浜を歩くと千里王子に到着です。千里の浜は、「枕草子」「伊勢物語」「大鏡」「保元物語」など多くの文学作品に登場しています。「大鏡」には花山院が熊野参詣の途中、千里の浜で病気になり、海岸の石を枕にしてお寝になったという逸話があり、その枕石と歌碑「旅の空夜半のけむりとのぼりなば あまの藻汐火たくかとや見む」があります。千里観音を経て1545分に三鍋王子に到着。さらに進むと鹿島神社があり本殿は旧三鍋王子社を移築したものです。17時に芳養大神社 芳養王子跡に到着して本日の行程を終了しました。

芳養駅に行くと電車が来るまでの待ち時間は1時間。仕方がないので駅前の中華料理屋で時間調整しました。夜は田辺駅の「味光路」と呼ばれる紀南最大の飲食店街へ。居酒屋「てんてん」で若い料理人が作る肴に舌鼓。

紀伊御坊 57岩内王子 58塩屋王子 光専寺
清姫草履塚 59上野王子 清姫腰掛石 60津井王子
61斑鳩王子 昼食 62切目王子 63中山王子 梅林
有馬皇子結松記念碑 64岩代王子 千里の浜 65千里王子 花山院歌碑
千里観音 66三鍋王子 鹿島神社 67芳養王子 時間調整 てんてん