第8日目 2011.06.06(月)
  滝尻王子〜小広王子  19.8km

8時に田辺駅を出発、9時前に滝尻王子をスタートです。天気は晴れでちょっと安心。
先ず、滝尻王子(86m)に安全祈願して歩き始めます。登り口に来るといきなり「これから急な坂が続きます。ゆっくり休みながらお登り下さい」という標識が。その通り直ぐに急な登りが続きます。10分程で胎内くぐりの巨石や乳岩(藤原秀衡夫妻の熊野詣伝説)がありますが、息が上り写真はピンボケです。更に急な登りを進み、910分に不寝(ねず)王子、935分に剣ノ山経塚跡(371m)へ、45分間で標高差285mを登ったことになります。昨日の酒がどんどん抜けていきます。

ちょっと下って又、登ると飯盛山山頂(340.7m)の展望台に出ますが、大きな蜂がいて休憩が出来ません。針地蔵尊や夫婦地蔵を経て10時半に高原熊野神社に到着。高原霧の里休憩所や展望台があり、ここで暫く休憩です。旧旅籠通りの急な石畳を登ると山道に変わり、11時半に大門王子に着きました。ここから暫くは平坦な道が続きます。12時に十丈休憩所で昼食です、今日も田辺駅キオスクのお握り弁当。更に十丈王子を経て小判地蔵を過ぎ、最後の急な登りを行くと、今日の最高地点標高600mの上多和茶屋跡に到着しました。

1330分に大坂本王子を通過し、14時に箸折峠(287m)の牛馬童子に着きました。「花山院が熊野詣の際この地で昼食をとった時、箸を忘れたことに気づいた随従の者が茅を折って花山院に渡した。花山院はその茅から血の様な赤い露がしたたり落ちるのを見て『これは血か、露か』と訊ねた。以来、熊野の山の人々はこの峠を箸折峠と呼び、はるか眼下に見える里を血か露(近露)と呼ぶようになった」とのこと。そして牛馬童子は花山院の旅姿とも言われています。1420分に近露王子に到着。今日はここに泊まる予定にしていますが、早いのでもう少し先に進むことにしました。旅館の主にその旨を話すと、今日の終点で電話すれば迎えに行ってやると(ラッキー)。これで安心して進めます。

近露にある近野小学校の校庭は全面芝生。その前を通ってだらだらと坂を登っていくと、比曽原王子(455m)に到着、更に進んで1535分に継桜王子(506m)に着きました。境内を護るように樹齢800年以上の杉の巨木群があります。野中の一方杉と呼ばれ、全ての枝が南の方角(那智山)を指しているというご神木です。その先に「とがの木茶屋」があり、更にその先には秀衡桜がありました。安部清明腰掛け石に座って中川王子を経て、16時半に小広王子(535m)に到着。本日はここまで、旅館の主に電話して迎えに来てもらいました。

今日の宿「月の家旅館」の客は、私と中辺路を歩いている夫婦連れの計3人。
旅館の主から色々なアドバイスをもらいます。
明日の発心門王子は本宮大社の玄関。最初の鳥居の前で、脱帽、荷物を置いて、
  2拝・2拍手・4拝×2で熊野に入らせてもらうことをお願いすること。
祓所王子できちんと身なりを整えてから、本宮大社を参拝すること。
昼食の弁当を食べる前に、ご飯を3粒地面に与えて感謝すること。
9月合宿の大雲取越えは、9時前に越前峠(870m)に到達するのがポイント。
 その為には
5時半出発、遅くとも6時には出発すること。
などなど。話し好きなおやじでした。

76滝尻王子 いやな標識 胎内くぐり 乳岩
77不寝王子 剣ノ山経塚跡 飯盛山から 夫婦地蔵
高原熊野神社 高原霧の里展望台から こんな標識も 78大門王子 歩き易い道
昼食 79十丈王子 小判地蔵 上多和茶屋跡 80大阪本王子
牛馬童子 81近露王子 近野小学校 82比曽原王子
83継桜王子 とがの木茶屋 秀衡桜 安部清明腰掛石
84中川王子 85小広王子 寝顔の山