第14日目 2012.04.06(金)
大門坂〜那智〜新宮〜紀伊井田  29.0km

朝、T保氏と別れて今日から一人旅です。
8時に宿を出て勝浦漁港に来ると、水揚げされた沢山のマグロが並んでいました。
紀伊勝浦からバスで昨日の終点、大門坂下まで戻り出発です。
直ぐに多富気王子があり市野々王子と続きます。那智川に沿った旧道を行きますが、この辺りも昨年の台風で大被害があった所。川の工事、家の新築・改築工事が盛んに行われていますが、中にはそのままの家も少なくありません。犠牲者の慰霊碑も立っています。

10時に補陀洛山寺・浜の宮王子に到着。那智の浜から生きたまま船に乗り、僅かな食糧を積み、外に出られないよう釘付をして沖に船出し観音浄土を目指すという補陀洛渡海が、この地を出発点として平安時代から江戸時代まで20数回にわたり行われています。境内には補陀洛渡海船が復元され、裏の山には補陀洛渡海上人の墓があります。

ここから二つの峠(大狗子峠・小狗子峠)を越えて佐野王子へ。昼食後、高野坂を歩きます。海辺の整備された道で高台からは王子ケ浜が綺麗に見えます。紀勢本線を横切る辺りで砂浜に降り、王子ケ浜を歩きます。30分以上砂浜を歩きましたが、意外と歩き難い、いつもと違う筋肉を使っているようでした。途中でバンカーショットの練習をしているオッサンに会いました。これだけ広いバンカーがあれば思う存分練習が出来ますね。

浜王子を経て15時過ぎに阿須賀神社に到着。3日朝、I倉氏とT保氏が神倉神社でジャージー姿で笛を吹くここの宮司に会っていますが、今日もジャージー姿でとても宮司とは思えません。新宮城址を通って、16時前に熊野速玉大社(主祭神は速玉大神(イザナギノミコト))に到着。荘厳な中にも美しい神社でした。境内には、熊野御幸の碑(過去396年間に皇室23方が141回にわたり熊野詣をしている)もあります。

更に神倉神社に行きます。権現山の南、高さ100m近い断崖絶壁に神社があり、神が鎮座する「コトビキ岩」は修験者の行場として栄えたとのこと。ここに行くには538段の急坂を登らなければなりません。ザックを背負って登り始めましたが、中ほどでとうとうザックを降ろして登るはめになりました。「お燈まつり」は毎年26日の夜、白装束に身を包んだ男たちが松明を持ってこの538段を駆け下りるという勇壮な祭り。今年は雨の中だったそうですが、恐ろしい祭りです。

更に進んで、18時過ぎに紀伊井田駅に到着して今日の行程を終了としました。
新宮に戻って宿泊、夜は今回の旅で初めての居酒屋です。ホテル近くの「熊五郎」で地元の人と楽しく飲みました。店内には、マスターが息子と「お燈まつり」に参加した時の写真が飾ってありました。

勝浦漁港 バス停
95多富気王子 96市野々王子 慰霊碑
補陀落山寺 補陀落渡海上人墓 97浜の宮王子 那智駅
大狗子峠 小狗子峠 98佐野王子 高野坂 展望台から
展望台下で逃げない猫 王子ケ浜 これから歩く これまで歩いた バンカーショット
99浜王子 阿須賀神社 新宮城祉 熊野速玉大社 熊野御幸
神倉神社 お燈まつり 「熊五郎」