| 小松〜那谷寺〜山中温泉〜全昌寺〜汐越の松〜天龍寺〜永平寺〜福井 |
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朝食前に散歩がてら小松の寺町を通って莵橋神社へ。神社の入口に「しほらしき名や小松ふく 萩すすき」の句碑がありました。今日の最初の訪問地は那谷寺、流石に西国三十三観音の一番那智山と三十三番谷汲山から一字ずつ取って名付けた寺だけに荘厳な雰囲気の素晴らしいお寺です。名勝の奇岩遊仙境を登ると小さな祠があり、素晴らしい境内の景色が広がります。「石山の石より白し秋の風」の句碑がありました。那谷寺を過ぎた頃、なでしこジャパンがイングランドを破って決勝進出の朗報が入ってきました。 続いて山中温泉へ。芭蕉が泊まった泉屋跡の碑を経て芭蕉の館では館長から説明を聞きながら、芭蕉真蹟の「やまなかや菊は手おらじゆのにほひ」の掛軸を拝観しました。さらに句碑を見ながら道明が淵を散策して全昌寺へ。杉風作の芭蕉木像があり、芭蕉が泊まった部屋が「芭蕉庵」として復元されていました。 昼食後、吉崎御坊跡を経て汐越の松へ。ここは芦原ゴルフクラブの中にあります。「よもすがら嵐に波を運ばせて
月を垂れたる汐越の松」の西行の歌が全て言い尽くしており加えるもの無しとして芭蕉は句を詠んでいません。ここから高速道路を使って永平寺町へ。天龍寺に行く途中に黒龍酒造があります。注連縄をした杉玉がある貫禄十分な酒蔵です。天龍寺には芭蕉と北枝の別れの場面を描いた余波の碑があります。そして永平寺へ。北枝と別れた芭蕉は一人で永平寺を参拝して福井まで行きます。長い奥の細道600里のうち、一人旅はこの区間だけ。さぞかし心細かったことでしょう。 |