6.四国遍路の目的

お遍路をする目的はいろいろあります。
@先祖や亡くなった方の供養をするためというのが従来は多かったようですが、最近では、
A自分を見つめ直すため、とか
B人生の一区切りに挑戦したい
C自然や文化に親しみ、人との触れ合いを体験したい
など様々です。

私も最初は「ただ歩く」ことを目的に始めましたが、何日も歩いている間に知らず知らずのうちに、自分の事、家族の事、友人の事、・・・など考えていました。何せ時間はたっぷりとあります。空、海、山、川を眺めながら歩くのは大変気持ち良く、贅沢な時間を過ごしていました。

7.四国遍路の魅力

四国遍路の魅力もいろいろとあります。
@先ずは、四国を一周出来るしっかりと整備された遍路道があること。特に88ヶ所を巡るルートは案内表示が充実していて、初心者でも安心して歩くことが出来ます。
A自然が豊かで、気持ち良い雰囲気の中を歩き、参拝ができる。
Bお接待をはじめとして、地元の人との触れ合いが多く出来る。
C苦労して高い山にあるお寺に到着した時の達成感。
D遍路をしている人は同じ目的を共有しているので、直ぐに打ち解けて話が出来る。
E評判の良い宿の情報があると泊まってみたくなる。
F季節によって違った表情を見せるので、何回も行きたくなる。

「お四国病」という言葉がありますが、これは一度四国遍路をすると病み付きになって何回も来たくなることです。
私は今回初めての四国遍路でしたが、遍路宿(民宿)で一緒になるお遍路のうち大体半数は2回目以上の人でした。多い人で9回目や6回目、5回目という人がいました。又、毎年春と秋に遍路に出るという人もいました。
馴染みの遍路宿が出来たり、泊まってみたい遍路宿が出来たり、気になる叔母さんがいたりと、結局はお四国病に罹っている人は、人との繋がりを大切にしたい人のようです。
私はまだこの病には罹っていませんが、ひょっとすると潜伏期間が過ぎると発症するかもしれませんね。


8.最後に

四国遍路の旅の魅力は何と言っても人との出会いです。地元の人が笑顔で挨拶してくれる、お接待をしてくれる、遍路仲間と情報交換しながら協力し合って進んでいく。
その為にも、ある区間でもいいので「歩く」時間を入れたスケジュールで四国遍路を楽しんでもらいたいと思います。

                                     以上

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